「眼鏡を100個買い直した」ニトリHD会長、発達障害診断に"ホッとした" 漢字で名前が書けず「頭の悪さ」を責めた過去
ニトリ2022年2月期決算説明会より(撮影:尾形文繁)
「眼鏡を100個買い直した」「小6まで自分の名前を漢字で書けなかった」――日本を代表する経営者、ニトリHDの似鳥昭雄会長が74歳にして受けた診断は「発達障害(ADHD)」でした。
長年自分を「努力不足の劣等生」と責め続けてきた似鳥氏にとって、それはこれまでの人生の困難を解き明かす“答え合わせ”だったと言います。宣告を受けた時に感じた納得感と安心感、それはあまりに率直な告白でした。
※本稿は『発達障害の私だからこそ、成功できた』から一部抜粋しています。
ショックはなく、ただただしっくりきた
「そうですね、似鳥さんは発達障害です」
普段から通っている病院の先生は、私にそう言って、さらにこう続けました。
「正真正銘、ADHDです。気がつかずにここまできて、仕事も成功なさったのは良かったですね」
74歳で「発達障害」の診断を受けた私は、ほんの少しのショックも感じませんでした。本当にまったくです。診断の数日前まで、「発達障害」という言葉すら知らなかったから、ネガティブなイメージもポジティブなイメージもありません。何の先入観もなく、ただただ先生の説明を「なるほど、そういうものか」と聞いていました。
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