内部通報件数が多い企業ランキング 3位はファーストリテイリング2位は日立製作所…では1位は?

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(写真: ふじよ/PIXTA)

企業の不祥事が後を絶たない中、ガバナンス面での「内部通報制度」に注目が集まっている。この実効性を測るための基準として活用できるのが内部通報の件数だ。

今回は『CSR企業総覧(ESG編)』2026年版を使い、掲載1656社のうち24年度の相談等を含む内部通報件数を回答・開示している789社を対象に件数の上位100をランキングした。

日産自動車が5年連続で1位

1位は5年連続で日産自動車となった。件数は2452件と前年2424件から微増となった。連結従業員100人当たりの件数は1.8件。東洋経済では内部通報が機能している目安を通報可能人数100人当たり1件に置いているが、この基準を大きく上回り通報しやすい環境が整っていると考えられる。

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サステナビリティ担当役員はサステナビリティを含む経営戦略を担当するストラテジー・アクセラレーション・チーフ(CSA)が務める。内部通報などガバナンスはもちろん会社全体の持続可能性を幅広く把握した企業活動を行っている。コンプライアンスイベントなどにおける従業員のコミュニケーションや従事者教育にも力を入れる。

女性活躍も進んでいる。女性管理職比率11.5%、女性部長比率10.2%といずれも自動車会社の中では圧倒的で、ダイバーシティ面で業界をリードしてきた。ただ業績面では他社から一歩遅れている。販売悪化で26年3月期は600億円の営業赤字の見込みとなっている。

2位は日立製作所の1974件。ハラスメントを含むグローバル共通の通報・相談窓口を設置する。案件ごとに通報内容の確認を行い、不正が確認された場合は、対象者への指導や懲戒対応など適切な是正措置を実施している。ハラスメント防止の取り組みも進んでおり、役員・管理職向け研修・事例共有、職場単位での勉強会、eラーニングを行う。またハラスメント事案抑止を目的に懲戒処分内容を公表する。

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