ガストが投入「990円・3品セット」何がどう凄いか 背景にはファミレス業界の大きな変容がある
特にこの中で低価格路線を突き進んでいるのが、サイゼリヤとガストだ。サイゼリヤはメニュー数を削減して店舗の運営効率を上げ、価格は据え置く「ファストカジュアル化」を進めていて、2024年9〜11月期の営業利益は過去最高を記録している。


ガストも値下げを実施、お得感で勝負
また、ガストもこのインフレが続く中で、2023年には一部商品の値下げなどを実施。また、こうした低価格を実現するためにいち早くロボット配膳によるDX化なども取り入れた。

その結果もあり、すかいらーくホールディングスは、2024年1〜9月期の連結決算では純利益が前年同期比2.3倍の104億円となり、業績は好調だ。
グループ全体の決算だからガスト単体ではないが、グループの主軸である同ブランドが好調なことは容易に想像がつく。「安くて色々なものが食べられる店」としてのイメージを徹底して作ろうとしているのだ。


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