フジ「港体制の象徴」番組が今さら終了の"是非" 時代にそぐわない番組はなぜ生まれてしまったか
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フジテレビの深夜バラエティー番組「オールナイトフジコ」の番組終了が報じられた。1980年代に人気を博した「オールナイトフジ」の現代版として始まった番組だが、わずか2年間での幕引きとなる。
SNS上で注目されているのは、先日フジテレビ社長を辞任した港浩一氏が、番組立ち上げに深く関わったことにある。
中居正広さんのトラブルに端を発して、フジの企業体質が問われている中で、「港体制の象徴」とも言える番組の終了が報じられたとあって、両者を重ね合わせる視聴者も多いようだ。
ネットメディア編集者として、これまでSNSユーザーとテレビ制作陣のギャップを見てきた筆者からすると、制作発表の当初から、後々「フジコ」は懸念材料になりかねないと危惧していた。理由は「港イズムのフジテレビ」が、時代に合わないと感じていたからだ。
番組復活の仕掛け人だった港氏
オールナイトフジコは2023年4月、MCに元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏と、お笑いコンビ「さらば青春の光」森田哲矢さん、「オズワルド」伊藤俊介さんを起用して開始した。基本的に生放送で、「フジコーズ」と呼ばれる女子大生を中心に、トークや挑戦企画などを行っている。
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