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フジ「港体制の象徴」番組が今さら終了の"是非" 時代にそぐわない番組はなぜ生まれてしまったか

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  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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SNS上では批判が相次ぎ、番組公式サイトで「ホモ」の単語を使ったことを謝罪。加えて、「またこのキャラクターが長年にわたり与えていた印象、子供たちへの影響、およびLGBT等をとりまく制度改正や社会状況について私共の認識が極めて不十分であったことを深く反省しております」とも発表した。

誰かの悲しみを代償にする「楽しさ至上主義」

この時、どれほどフジテレビが、「社会状況についての認識」をアップデートできていたか。残念ながら、中居さん事案をめぐる記者会見などの対応を見る限り、社会状況よりも「過去の栄光」を価値判断にしているように思えてしまう。

1980年代、フジテレビは「楽しくなければテレビじゃない」を掲げ、視聴率競争を勝ち上がった。しかし、その「楽しさ至上主義」は、年月を経るごとにリスクと化している。制作陣が考える楽しさは、誰かの悲しみを代償にしていないだろうか。

いまの視聴者は、非常に気がつきやすい。少しでも「誰かの涙」が想起されてしまうと、その気配を察して、すぐに離れて行ってしまう。その先にあるのは、メディア不信だ。

当然ながら、港氏ひとりに責任を押しつければいいという短絡的な話ではない。フジサンケイグループはもちろん、業界全体が「いまの価値観は何なのか」「それを現場に実装するには、どうすればいいのか」の問いに真剣に向き合わない限り、視聴者とのギャップは埋まらず、そのズレによる炎上は繰り返されることだろう。

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