仕掛けは"全部ガチ"「ドッキリGP」の驚く舞台裏 真剣に騙す"完全ドキュメンタリー"が目標
これから年末年始にかけて、さまざまなバラエティ番組が放送されるが、昭和から令和に至るまで日本のテレビ界で重宝されてきた企画がドッキリだ。
日本での元祖は今から55年前、1969年に『なんでもやりまショー』(日本テレビ)のコーナー「どっきりカメラ」だったと言われている。またドッキリの語源は「心臓の鼓動が高まるほど驚く様子」が由来だという。
「みなさんのおかげでした」がルーツ
今やテレビだけではなくYouTubeやネット配信でも幅広く用いられている娯楽をレギュラー番組として放送しているのが、毎週土曜日19時からフジテレビ系で放送されている『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(以下、『ドッキリGP』)である。
「レギュラー番組でドッキリを放送するのは結構なチャレンジなんです。『ドッキリGP』は全部“ガチ”でやっているんですよ。僕らは演者さんを真剣に騙しにいく“完全ドキュメンタリー”を目指しています」
そう語るのは『ドッキリGP』総合演出を務めるフジテレビの中川将史さん。番組内では「いつものD」というテロップでお馴染みの人物だ。中川さんはこれまで、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(以下、『みなさん』)や『さんまのお笑い向上委員会』といった人気番組を担当してきた。
いわば、バラエティ番組の申し子だが、それら番組がルーツとして『ドッキリGP』にも生かされているという。
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