定年後いつ「お金を使うだけの時代」に入るべきか 公的年金だけで生活できる人は少数派だが…

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これに、現役時代の「積み立てながら運用する時代」を合わせると、人生におけるお金との向き合い方は3つのステージで考えることになります。

(画像:『100歳まで生きても資産を枯渇させない方法』より引用)

年金にいくら上乗せするかを考える

次は、定年退職する65歳から100歳までの間に、いくらの資金が必要になるかを考えてみます。

ライフプランニングを行う場合、「年1回くらいは海外旅行に行くための費用」「住宅のリフォーム代」「病気になったときの費用」というように積み上げて計算していくのが一般的ですが、そうした細かな支出計画はその年ごとに改めて行うとして、「全体としてどれくらいの資金が必要になるのか」を大雑把につかんでおきましょう。

まずは「公的年金の受給額に、どれくらい上乗せした生活を送りたいか」を考えてみるのがいいでしょう。そのためには、皆さん自身がどれくらい公的年金を受給できるのか、受給額の推計が必要です。厚生労働省が「公的年金シミュレーター」というツールを提供しているので、ネットで検索し、一度シミュレーションしてみてください。

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