取り崩し方法を工夫することで、資産寿命は延びる。
街中でよく目にする定年後セミナー。会場では、フィナンシャルアドバイザーが、平均寿命から退職後の生活年数を推測させたうえで、リフォームや旅行といったイベントにかかる大きな費用を積み上げさせ、「これくらいの資産が必要になります。それに応じて今後の生活設計を行いましょう」などと呼びかけている。しかし、人生にはさまざまな出来事が起き、予測どおりには進まないものだ。
リタイアメントプランニングを考える際、ぶち当たる高い壁が2つある。1つは、「何歳まで生きるかわからない」というもの、そしてもう1つが「毎年どれくらいの生活費が必要なのかわからない」というものだ。だから、「どう設計していいのかわからない」と言うのだ。
保守的な計画であることが重要
いずれも将来のことで、わからなくて当然の話。つまり考えても仕方がないのだ。そういう意味で、リタイアメントプランニングに必要なのは「予測」ではなく「計画」だ。しかもできるだけ保守的な計画であることが重要だ。
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