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老後の不安は必要なし!「お金の終活」大作戦 不安をあおる情報に踊らされてはいけない

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運用資産の使い方を平易に解説する

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本特集は「お金の終活 超入門」と題し、後悔しない老後資金の使い切り方をわかりやすく解説。運用で形成した資産を定年後どのように使えば、不安とは無縁の豊かな老後生活を送ることができるのか。これを読めば丸わかりだ。
【配信予定】
8月25日(日)Part1 安心な老後を送るための資産売却術
マネーの達人に聞く 60代からの資産使い切り術
8月26日(月)
定年後の「資産寿命」を延ばす賢い取り崩し法
「新NISA×高配当」で不安を和らげる資産運用術
<無料>家賃が4分の1のケースも!地方移住の損得勘定
8月27日(火)
暴落しても大損しない運用資産の売却テクニック
退職後に役立つ「自宅売却&保険解約」の裏ワザ
使い切れない資産を子や孫に渡す上手な贈与術
8月28日(水)Part2 老後に困らない定年前からの準備
退職金の手取り金額を増やすマル秘テクニック
もらえる金額を増やす!賢い年金の受け取り方
60歳から始めても間に合う 老後資金のつくり方
8月29日(木)Part3 生涯現役で生まれるお金と心のゆとり
お金・孤独・健康…「老後の3大不安」を消す秘策
定年後に好きなことで稼ぐ「ひとり起業」必勝法
8月30日(金)
50代でもOK 「起業を成功させる」リスキリング
8月31日(土)
「老後に残った資産で社会貢献」という選択肢

都内に住む66歳の夫婦は、家計再生の相談に乗っている東京・新宿の「マイエフピー」を訪れていた。同社を訪れるのは、家計に余力がなく生活に困った人が多いのだが、どうやらこの夫婦の場合は違った。

というのも都内に一軒家を持ち、NISA(少額投資非課税制度)口座には800万円の資産、退職金も2200万円ほどあって余裕があったからだ。

しかしこの夫婦、退職を機に古くなった家具を一新、15万円もするリクライニング付きのソファや、高価なカーテンなどを買いそろえていた。また時間的な余裕ができたからといって月に1回10万〜15万円かけて旅行したり、豪勢な外食をしに出かけたりとプチぜいたくを重ねていたのだ。

「わずか2年間で退職金が700万円も減ってしまったのを目の当たりにして、不安になってきた」ため、相談に来たのだという。

投資で退職金が半分に

別の65歳の男性は、1700万円の退職金を少しでも増やそうと、家族に内緒で株式投資を始めたという。当初は100万〜200万円の投資にとどまっていたが、株価が下落すると、取り返さなければならないとエスカレート。気づけば退職金が半分になってしまい、慌てて相談に訪れたという。

思案するスーツ姿の男性のイラスト
(イラスト:奈良裕己)
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