マイエフピーの代表を務める横山光昭氏によると「一見すればそれなりの資産を持ち、老後の生活に不安がなさそうな人の相談も増えている」といい、「退職金があるし『大丈夫だろう』と安心し、計画を立てずに使ってしまったといったケースが多く見られる」と明かす。
定年後セミナーも盛況
所変わって東京・丸の内。7月のある日の午後7時すぎ、高層のオフィスビルに50代から60代の会社員とおぼしき人たちが数多く集まっていた。そこにあるのは、お金について学ぶ「ファイナンシャルアカデミー」が実施しているセミナーの会場。定年間近の人たちが、定年後の生活設計や資産活用などについて学ぶ「定年後設計スクール」が開かれていたのだ。
このセミナーでは、専門の講師陣が老後に必要な生活資金から相続、介護、そして資産活用に至るまで多岐にわたるテーマについて講義する。1コマ90分で週に1回、合計24回にわたって老後の生活やお金について詳細に教えてもらうことができるわけだ。
セミナーでは毎回、講師に直接質問もできる。そこでは「資産が500万円程度しかないのですが大丈夫でしょうか」「今からでも資産を運用したほうがいいのでしょうか」といった個別具体的な不安が多く寄せられるという。
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