西武が球場を「ゴルフ打ちっぱなし」にした深い訳 暑くて寒いベルーナドームの活用方法

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ベルーナドーム(写真:筆者撮影)

間もなくオープン戦が始まるプロ野球。球場を保有したり、指定管理者になるなどして管理権限を持っている球団にとって、シーズン終了からオープン戦が始まるまでの約4カ月間は、いかにして施設を稼働させるか、頭を悩ませる時期と言える。

アーティストのライブイベント招致はわかりやすい施策だが、ステージの設営など、事前の準備に必要な期間を含めると、少なくとも1週間から10日程度連続で貸し出すことになる。この時期は翌シーズンに向けて施設の改装工事を実施する時期でもあるので、日程調整が難しい。

そんな諸般の事情を解決するイベントを埼玉西武ライオンズが開催した。1月25日(土)、26日(日)の2日間にわたって開催した「LIONS GOLF EXPERIENCE STADIUM 9」がそれ。ベルーナドームでゴルフの打ちっぱなしが体験できるイベントである。なぜSTUDIUM9かというと、野球の出場メンバー数を意味するナインと、ゴルフのターゲットフラッグの設置数の9にちなんでである。

チケットは発売から約1か月で完売

3塁線上と1塁線上に13ずつ、計26の打席を設け、スタンド方向に向かって打つ。とんねるずの正月番組「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」を連想する使い方だ。

ただし、バックスクリーンや座席を損傷しないよう、125ヤード以上の打ち込みは禁止。使用クラブは男性はウェッジのみ、女性は5番アイアンまで。

「ニアピンチャレンジ」なるイベントも用意した。バッターボックスに設けた打席から、浅めのセンターの守備位置付近に設けたグリーンめがけて打つ。一人3球ずつ打てて、グリーン内に入ったら球団オリジナルマーカーがもらえる。

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