「英語を話すゴール」に最短で向かう5つのルール 「とにかく話せば伸びる」という考えは間違い
この引きこもりの時期に、多聴・多読で、自然な英語を大量に摂取したのです。
アウトプットから離れて一気に伸びた「話す力」
その後、はれて永住権を取得して、留学エージェントに就職します。外の世界に出てみて職場や街でネイティブと話したときに、自分でも驚いたのを今でもはっきりと覚えています。
「あれ、私、ネイティブの言ってる英語がちゃんと理解できてる。ちゃんと自分の口から英語が出てきて、しかも、私の言ってることが通じてる! 引きこもってばかりでスピーキングの練習なんて一切してなかったのに!」
「『引きこもり』っていっても、カナダ人のパートナーがいたなら、毎日自然な英語を学べますよね……? 四六時中話す練習ができたようなものでしょ。だから話せるようになったのでは……?」
ちょっと聞きにくそうに、こういった質問をされる方もいらっしゃいます。カナダで国際結婚したっていうと、青い目をした生粋のカナダ人と結婚したと思われがちなんです。
でも実際には、私が結婚していたのはルーマニア系のカナダ人です。彼の両親はルーマニア人で、彼はルーマニアで生まれ育ち、自力でカナダへの移民ビザを取得した人なので、英語ネイティブではありません。
私と結婚した時点で10年以上カナダに住んでいたので、日常生活で英語に困ることはない状態。しかし当然母国語訛りがあるし、完璧な文法で英語を話せるわけではありませんでした。
実のところ、多聴・多読をして私の英語力がグンと伸びたので、結婚2年目くらいからは、私の英語力のほうが上回っていたと思います。
おまけに無口な人で(笑)、彼が仕事から帰ってきたらHow was your day?から始まる簡単な会話はあったものの、何時間も英語で会話し続けるような生活ではありませんでした。
そもそも「国際結婚したら英語を話せるようになる」と考えていたら、それは甘い幻想です。生粋のカナダ人と結婚した日本人が結婚後10年経っても英語を話せないケースはざらにあるんです。
少し話がそれましたがまとめると、私は「とにかく話せば伸びる」と考え違いをして、アウトプットに偏って失敗しました。
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