「英語を話すゴール」に最短で向かう5つのルール 「とにかく話せば伸びる」という考えは間違い
日本の中学・高校で英語教育を受けた方の多く、特に真面目に受験勉強をしてきた方ほど、返り読みをするのが癖になっています。確かに、返り読みをすることで「文中で文法がどう使われているのか」など、深く理解できるメリットはあります。
しかし、多読のときは、ネイティブの読み方と同じように自然な英文の例を吸収してほしいのです。したがって、返り読みをせずに前から読むようにしましょう。
多読をするときは、完璧主義は捨ててください(そもそも英語学習全体の話でも、完璧にこだわっている人は伸び悩みます)。読破したときに全体の話を大体理解して楽しめていればOKです。細部の2、3割で理解できていない部分があっても構いません。
「なんか違う」と思ったら、潔くやめていい
常にいくつかの本を並行して読める状態にしておきましょう。途中で「この本、なんか違うな」と思ったら、潔くやめていいのです。それで自分を責める必要もありません。
何を隠そう、私自身の経験を振り返っても、今まで読破した本より、途中で止めた本のほうが多いくらいです。1冊に固執しない。これは多読を続ける上で大事なポイントです。
学業、仕事や育児で忙しい方でも、スキマ時間を見つけて少しずつ多読を進めてください。まとめて30分、1時間とって読むのが無理なら、15分×1本、2本……と細切れでも大丈夫です。小さな多読を積み重ねていきましょう。
私の生徒さんで仕事と育児で忙しい方は、1日15分、自分と子どもの髪をドライヤーで乾かす時間を使って毎日多読をしていき、数カ月かけて600ページの洋書を読んだそうです。
これまではリビングで座ってスマホをいじりながら乾かしていたけれど、スマホをKindle端末に替えて多読をする時間に変えたとのこと。このように、1日わずかな時間の多読であっても、積み重ねたら大量のインプットにつながります。
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