「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200 コンサル、商社、不動産…上位企業はどこか

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大学の入試難易度は、駿台予備学校の協力を得て模試の難易度を使用した。企業別就職者数は、日経平均株価指数の採用銘柄や、会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に大学通信が選んだ421社について、医学部と歯学部の単科大学を除くすべての大学を対象に大学通信がアンケート調査した数値で、2024年は560校(約74%)から回答があった。

入社難易度の算出方法は次のとおり。まず、2024年の医学部と歯学部を除いた学部の平均値を算出し、大学個別の難易度として定める。最高は東京大学の68.8で、以下、国際教養大学67.0、京都大学65.9、一橋大学64.9、早稲田大学64.6、東京外国語大学63.9、国際基督教大学63.8、慶應義塾大学63.4などとなっている。

次に、この大学の入試難易度を基に、各企業の入社難易度を算出した。例えば、東京大から1人、一橋大から4人、早稲田大から5人を採用した企業があった場合、その企業の入社難易度は、(東京大68.8×1人+一橋大64.9×4人+早稲田大64.6×5人)÷合計採用者数10人=65.1になる。この入社難易度を就職判明者10人以上の企業に絞ってランキングしたのが「入社が難しい有名企業ランキング」となる。同率で順位が異なるのは、少数点第2位以下の差による。

マッキンゼーとBCGの順位が逆転

では、ランキングを見ていこう。1位はボストン コンサルティング グループ(以下BCG)、2位はマッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(以下マッキンゼー)の順だ。両社を調査対象に加えた2021年以降、マッキンゼーが1位、BCGが2位という順位が3年連続で続いていたが、今回初めて逆転した。

外資系コンサルティングファームは成果主義を採用しているケースが多く、実力さえあれば年齢や性別に関係なく役職につき、大きな報酬を得ることができる。積み上げた実力や人脈を元に、転職や起業といった次のキャリアへとつなげることも可能だ。仕事のやりがいや自身の成長を求める学生にとって、魅力的な環境なのだろう。

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