御上先生で考える「ビジコン」で勝つための方法 高校生の「コンテスト」に対する需要は高まる

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「こういうアプリケーションを作るのにどれくらいの費用がかかるか」なんて、社会人であってもほとんどの人は相場感がわからないと思います。「こういう商品を開発したとして、ECサイトで販売するためにはどうすればいいか、デパートで販売してもらうためにはどうすればいいか、いくらくらいのマージンが必要になるのか」といったようなことも考えなければなりませんし、「その商品を開発したとして、その在庫をどこに置いておくのか、その倉庫代はどれくらいなのか」みたいなことまで考える必要があります。

こうした実現可能性も含めてビジネスアイデアを考えなければならないので、ビジネスコンテストは非常に難易度の高いものであると言えるでしょう。

ビジコンに出る高校生に「やってはいけないこと」

さて、そんな中で「やってはいけないこと」があります。それは、大人が答えを教えてしまうことです。

あくまでも高校生がビジネスのアイデアを出して、それをプレゼンしなければならないものなので、大人が「こうしたほうがいい」というようなことを言ってしまうのはNGです。

大人があれこれ意見を出して作られたアイデアでは、ビジネスプランシートは書けても、プレゼンではうまくいきません。

教科学習に関しては、先生が生徒に対して「こうしたほうがいい」と答えを教えることになりますが、ビジネスコンテストではそれはしてはいけないのです。

御上先生は今回、何か具体的に「こうすればいい」というようなことは言っていませんでした。でも、御上先生や是枝先生のファシリテートがあって、ビジネスコンテストで優勝することができた、という展開でした。

現実世界において、「教えないけど見守る」姿勢を取るのは非常に難しいことです。ついつい答えを教えてしまいたくなってしまう。でも、そうせずに生徒自身の頭で考えてもらう必要があり、そういう生徒の考えを引き出す先生のいる学校だと、ビジネスコンテストで勝ち残りやすいというのがあるのだと思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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