「御上先生」で学ぶ"自分の弱点"潰す効率いい勉強 先生頼みではなく、自分で成績伸ばすためには

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御上先生 TBS 西岡壱誠
©TBS
現在放送中のTBS系ドラマ「日曜劇場『御上先生』」は、文科省官僚の御上孝(松坂桃李)が、私立隣徳学院3年2組の担任教師になり、令和の18歳と共に日本教育に蔓延る腐った権力へと立ち向かう、という大逆転教育ストーリーです。このドラマでは、実際の教育に関する問題も取り上げています。そこで、短期連載として、ドラマの教育監修も行っている西岡壱誠氏が、実際の教育現場への取材も踏まえて、このドラマから得られる教訓について解説します。
第1回:「御上先生」が問う"高学歴勝ち取った"後の人生
第2回:「御上先生」伝授"思い出す勉強法"で成績は伸びる
第3回:御上先生問う「ディベート」日本で根付かない背景
第4回:「御上先生」で考える"教科書の記述"を巡る問題
第5回:御上先生で考える「ビジコン」で勝つための方法
第6回:「御上先生」あえて"間違った板書"をする深い理由
第7回:御上先生が「考えて」とよく口にする"深い意図"

生徒の成績は先生が分析してくれるもの?

「御上先生」第8話では、生徒自身が自分の勉強の弱点を分析して、自分でどのように成績を上げればいいかを考えていくという展開になりました。

この、「先生が」生徒の成績を上げるのではなく「生徒自身が」自分の成績を上げられるように努力するという展開に対して、違和感を持った人も少なくなかったのではないでしょうか。

通常、塾でも学校でも、生徒の成績は先生が分析してくれるものというイメージを持っている人は多いと思います。どの学校・どの塾でも、「君は数学のこの分野ができていないから、この参考書をやってみよう」というような指導をされ、その指導のとおりに勉強する、というスタイルがほとんどでしょう。

しかしそれは、自分で戦略を立てているということではなく、誰かが作ってくれた「答え」をそのまま受け入れることになってしまいます。

実際、東大に合格した人に話を聞くと、誰かから戦略を立ててもらって、そのまま合格できたという人はほとんどおらず、自分自身で弱点を分析したり、自分で勉強計画を立てて、合格している人が多いです。

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