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キャリア・教育 #近視は病気です

ゲーム三昧でも2時間の外遊びでリセットできる 子どもの近視を抑制するための大事な習慣

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  • 平岩 国泰 特定非営利活動法人・放課後NPOアフタースクール代表理事
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
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平岩:やはり増えていると感じます。文部科学省から出るデータでもハッキリと近視の子が増えています。低学年からメガネをかけている子もいます。子どもの外遊びが減ったことと関係しているのかもしれません。

窪田:子ども時代の過ごし方が近視には大きく影響するので、屋外活動の時間が多い子どもは近視が少ない傾向があると思います。

また、テレビゲームの流行によって子どもたちの遊び方が変わったことは、近視の増加にも大きく関わっています。子どもたちは室内にいる時間が長くなり、それにより近視が増えてしまった。そんな今だからこそ、外遊びの重要性を伝えていく必要があると考えています。

「放課後にもっと友達と遊びたい」子どもは7割以上

窪田:私はアメリカで2人の子どもの子育てをしたのですが、放課後に学校で遊ぶのは当たり前。校庭で遊ぶ子どもたちを、ボランティアの親たちが交代で見守るのがお決まりの光景でした。

日本に帰国してからは、そうした風景があまり見られなかったので、ちょっと残念だなと思っていたんです。でも前回、平岩さんの「放課後NPOアフタースクール(以下、放課後NPO)」での活動を聞いて、変化を感じました。

平岩:実は私たちのアフタースクールは、アメリカのアフタースクールをモデルにしているんです。アメリカだと学校の外には子どもたちの居場所や遊び場はなかなかないので、放課後の学校施設の活用は、社会のシステムとして浸透しています。

私が見学に行ったアフタースクールでは、学校施設の中で10カ所くらいが同時に使われていて、スポーツやダンス、演劇などさまざまな活動をしている子たちがいました。

窪田:アメリカでは放課後の学校施設が思いっきり活用されていますよね。

平岩:そうなんです。日本は、昔は地域でいろいろな遊び場がありましたが、今はなかなかありません。だとしたら学校を活用して、子どもたちが安心安全な場所を確保していくことは、とても大事なことだと思っています。窪田先生がアメリカで見ていた光景は、まさに私たちが日本でやろうとしていることなんです。

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【子どもが大人におもねっている?】

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