ゲーム三昧でも2時間の外遊びでリセットできる 子どもの近視を抑制するための大事な習慣

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窪田:うちの近くの小学校を見ても、放課後や休日には校庭がほとんど使われていないところが多くて、もったいないなと思いますね。

平岩:以前、放課後NPOでアンケート調査をしたのですが、放課後に友達と遊ぶのが「週1回以下」と答えた子どもが、約70%もいました。その理由としては「友達と予定が合わないから」、「自分と友達のどちらかが忙しいから」に次いで、「友達と遊べる場所がないから」が挙げられていて。

さらに、この現状についてどう思っているのかを聞くと、「放課後にもっと友達と遊びたい」と回答した子どもが76%に上りました。学校施設の活用は、こうした子どもたちの希望を叶えることにもつながるのです。

もっと友達と遊べるようになるには
(「⼩学⽣の放課後の過ごし⽅に関する調査レポート(2023)」(特定⾮営利活動法⼈ 放課後NPOアフタースクール)をもとに「特定⾮営利活動法⼈ 放課後NPOアフタースクール」作成)

子どもに自由がなさすぎないか

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平岩:私が長年、子どもと接するなかで見えてきたのは、子どもが自分で決めることの大切さです。今の子どもたちには、自分で自分がやりたいことを決められる機会が決定的に足りないと感じます。

学校にいる時間は当然、時間割に沿って動かなければなりませんし、学童や塾、習い事の時間も決して自由ではなく、あらかじめ大人が決めたことをやらなければならないことが多い。

窪田:たしかに子どもが自分で何をするかを決められる時間はほとんどないですね。

平岩:だからこそ、放課後の時間だけでも、自分で決められる時間があることが大事なんです。遊んでもいいし、アクティビティに参加してもいい、ゴロゴロしながら昼寝をしたっていい。

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