「頑張ればできる」が子どもを追い詰める残酷理由 子どもの可能性を奪ってしまう「親の口ぐせ」

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(写真: TY /PIXTA)
冷え込みがつらくなるシーズン、お子様とお家で過ごすことも多いのではないでしょうか。
「今日、どうだった?」「頑張ればなんでもできる」――。親が無意識に口にする何気ない一言が、実は子どもの心を深く傷つけ、成長の可能性を奪っているかもしれません。
書籍『親に知っておいてほしかった「悪魔の口ぐせ」』の著者であり、マザーズコーチングスクール代表の馬場啓介氏は、全国の教育委員会の後援を受け「いじめ」や「子どもの孤独」などの問題に取り組む中で、多くの親が気づかずに子どもの心を追い詰めている現実を目の当たりにしてきました。馬場さんに、子どもの可能性、特に自信を奪ってしまう「親の口ぐせ」についてうかがいました。

自分に自信を持つことはとても重要

生きていく上でも、コミュニケーションの土台としても、自分に自信を持つことはとても重要です。

私が考える「自信がある人」とは、”自分を信頼できている人”。そして、「自分との小さな約束を守れる人」です。

「ダイエットのために、3カ月、間食をやめよう!」

「本を1日30ページ読んで寝よう!」

誰もがうらやむような実績がなくても、自分で決めた日々の小さな目標をしっかり実行できれば、自然と、自信が伝わる顔つきになるものです。

では、それができる人とできない人の違いは、どこから生まれるのでしょうか?

それは、現代の教育で最も重要視されている「メタ認知能力」でも説明できます。「メタ認知能力」とは、”自己の認知活動(知覚、記憶、情動、思考など)を客観的に捉え、評価した上で制御できる力”のことです。

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