X、ダイソン、ルンバを成功に導いた"ある共通点" 必要だとわかっていても難しい「独自性」の作り方
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これまでの掃除機は「手動」を前提にしていたが、ルンバは人の手を介することなく、自動での掃除を実現し〈独自性〉を築いた(写真:こる/PIXTA)
新しいビジネスを考えようとしても、斬新なアイデアが出てこない。
面白いアイデアが生まれても、事業化を進める過程でそのアイデアが丸くなってしまう……。
こんな悩みを抱えたことはありませんか?
腕に巻き付け装着するウェアラブルメモ「wemo」、羽田空港国際線にある人気ギフトショップなど数々のビジネスをヒットさせてきたビジネスデザイナーの今井裕平氏に、「ビジネスアイデア」の出し方のヒントを聞きました。
(本稿は今井裕平氏著『すごいアイデア』の一部を抜粋しお届けします。)
着眼点で勝負する
アイデアづくりの最初のステップは、〈独自性〉の創出である。この〈独自性〉なくして新たなビジネスで勝つことはあり得ない。ここでの〈独自性〉とは、
① 競合と差異がある
② その差異が圧倒的に大きい
② その差異が圧倒的に大きい
この2つを満たすアイデアと定義する。
「圧倒的な差異」を具体的にイメージしてもらうために、掃除機のルンバを例に挙げる。ルンバには従来の掃除機と決定的な違いがある。今では当たり前のように思われているが、それは「自動」であるということだ。これまでの掃除機は「手動」を前提にしていたが、ルンバは人の手を介することなく、自動での掃除を実現し〈独自性〉を築いた。
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(画像:『すごいアイデア』より抜粋)
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