価格高騰で「キャベツ離れ」日本人の食卓に大変化 食卓登場率が落ちた・上がった野菜ランキング

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2024年の種類別・市場規模をみると、ブロッコリーが2017年比3.5倍の162億円、ほうれんそうが2017年比2.0倍の64億円と大きく伸びていた。これらは生鮮野菜で価格が高騰していた品目である。下茹でが不要など簡便さだけではなく、価格が安定していることも冷凍野菜が人気となった理由だろう。冷凍野菜は、広大な農地を活用して旬の時期に大規模に栽培するなどして、価格を抑えられるためだ。

冷凍野菜には季節性があるのか?

生鮮野菜の代用として冷凍野菜が使われているのであれば、冷凍野菜にも季節的な需要の波はあるのだろうか。ここでは、冷凍野菜の販売金額上位3品目に着目して、月平均の販売金額を100%とした場合における各月の販売金額を確認した。

冷凍枝豆は真夏の8月に最需要期を迎えており、生鮮枝豆と同様の傾向を示した。暑い季節にビールのお供としても人気な枝豆は季節性が強く、冷凍・生鮮を問わず夏に消費が拡大することが分かる。

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