価格高騰で「キャベツ離れ」日本人の食卓に大変化 食卓登場率が落ちた・上がった野菜ランキング

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それでは、そのほかの生鮮野菜の登場率はどう変化しているのだろうか。2024年12月の登場率が落ち込んだ野菜と伸長した野菜をみてみたい。

キャベツ以外の「なす・長なす」「ブロッコリー」「ほうれんそう」など、価格上昇している生鮮野菜の多くで登場率が減少していた。一方、最も伸長したのがカット野菜だ。サラダなどに使用しやすいカット野菜は100円程度の価格で販売されることが多く、キャベツの代用として使われたようだ。

また、冬に旬を迎えるれんこんも、価格が安定して推移したことから登場率を前年より2割以上伸ばした。生鮮野菜の相場が、どの野菜を使用するかに大きく影響していることがうかがえる。

好調が続く冷凍野菜

価格高騰により買い控えがみられる生鮮野菜に対して、好調が続いているのが冷凍野菜だ。全国約6000店舗の販売動向を追っている「インテージSRI+」でみると、2024年の冷凍野菜の市場規模は7年前の2017年と比べて1.7倍の785億円まで拡大している。

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