NYタイムズ選定「行くべき場所」山口市の魅力とは 「レコードB面」「控えめな天才性」と評価のワケ

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吉岡秀人さん 福田嘉夫さん 岸本正志さん 藤井真哉さん
工房の一番人気商品はしめ縄だそう。会社員・公務員などを退職した6人が常駐メンバー。田畑を所有していることが多い地域で、当日は繁農期のため2人がお休み。左から吉岡秀人さん 福田嘉夫さん 岸本正志さん 藤井真哉さん。移住者の住まいや職探しも手伝う頼もしい皆さんだ(写真撮影/内田伸一郎)
軒先にずらりと並ぶホタルかご
軒先にずらりと並ぶホタルかご。フォルムが可愛く、涼しげな印象をもたらしてくれる(写真提供/丸本華代)

ホタルかごづくりは誰でも体験できるワークショップにも仕立てられている。作業自体がコミュニケーションの場になり、持ち帰って家に飾ってもらえるといい思い出として残るので観光客にも人気があるツアー内容の一つ、と丸本さん。ホタルかごマイスター制度もあって、認定された人たちからさらに広がりを見せているのだそう。

「自分は形だけつむぎラボ代表と名乗ってますが、今は他のメンバーがしっかり運営してくれていています」と粉川さん。

食とアートを融合して街のにぎわいをつくる

地域おこし協力隊の任命期間3年のラスト1年は、レストラン開業準備を同時進行。日本に惹かれたロベルトさんの理想に近い古民家を見つけて、借り受けることができた。

「おおらかな大家さんが自由にリフォームさせてくれました。ロベルトがフレスコ画をイメージしてペンキを塗ったり、手づくりライトを飾ったり。アーティストの本領を発揮できたスペースになったと思う」(粉川さん)

さらには、「ロベルトが山口県美展で大賞を取ったんです。いいタイミングでした」(粉川さん)

ロベルトさん
イタリア・スポレート出身のロベルトさん。取材時は帰国中だったが、普段はランチの前菜を担当している。写真展の開催などアーティストとしても活躍中(写真提供/粉川妙)
イタリア食堂 ベケ!?
「イタリア食堂 ベケ!?」は周囲の大内氏築山跡など歴史遺構に溶け込んでいる(写真撮影/内田伸一郎)
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