トランプ米大統領の就任式参列者の中でひときわ目を引いたのは、つい最近まで民主党の岩盤支持母体だった、IT大手トップらの姿である。新設された「政府効率化省」のトップとなる起業家イーロン・マスク、メタ最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ、アップルCEOのティム・クック、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスらが顔をそろえた。シリコンバレーは支持政党をがらりと変えたことになる。
IT大手をトランプ支持へ
IT大手の民主党支持を、トランプ共和党支持へ転向させた人物がいる。「シリコンバレーのドン」と呼ばれる、決済サービス大手ペイパルなどの創業者ピーター・ティールだ。2016年の大統領選挙では、IT業界の大物の中でただ一人、トランプ支持に回った。トランプ当選を受けて、同年末にクックら業界有力者をトランプに引き合わせたが、当時は協力関係を築くことはできなかった。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら