NYタイムズ選定「行くべき場所」山口市の魅力とは 「レコードB面」「控えめな天才性」と評価のワケ

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店内
ロベルトさんの作品があちこちに飾られていている店内。日本文化とイタリアアートの混ざり合いが不思議とよく馴染む(写真撮影/内田伸一郎)

豊富で新鮮な地元の食材でイタリア・スポレートの家庭料理を提供するレストランは開業してほぼ5年。予約で埋まる人気店だ。

前菜盛り合わせ
パスタ
ランチは通常週6日、前菜盛り合わせ・パスタ・デザート盛り合わせのミニコースを提供。地元のリピート客で席が埋まるが、「観光地としてもっと盛り上がってきたら観光のお客さまの割合が増えていくかも」(粉川さん)(写真撮影/内田伸一郎)
看板猫トイ
おすすめワインを説明しているふうの看板猫トイ(写真撮影/内田伸一郎)

いいものを素直に受けとめる気質

「オープンしてすぐたくさんのお客さんが来てくれました。イタリア人でかつアーティストの夫とイタリアで修業した妻、と、注目されやすい部分もあったけど、山口市民が好奇心旺盛で、いいものを素直に受けとめる気質があるんじゃないかな。この地で盛り上がった明治維新は、たった3世代、4世代前の出来事です」と粉川さん。

「総理大臣もたくさん出ているし誇りを持つのは当然で、誇りがあるからこその勤勉さと丁寧さも山口市住民の特性だと思います。移住者の私たちも、わざわざ山口に来てくれてありがとう、という温かい気持ちで迎えられました」

粉川さん・ロベルトさん
店前での粉川さん・ロベルトさん。2人の経営するイタリア食堂には地元の人たちが多く集う(写真提供/粉川妙)

加えて粉川さんが語るのは、山口市での起業の勧め。

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