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創業期から継がれる野村証券「無反省」の遺伝子 何度不祥事を起こしても懲りない事情

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野村証券のイメージイラスト
(イラスト:北沢夕芸)
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一軒家を狙った強盗事件が後を絶たない。中でも看過できない事件が起きた。

野村証券広島支店の社員が、80代の高齢者に睡眠薬を飲ませて、1700万円の入ったボストンバッグを奪い、放火して逃げたのだ。

強盗殺人未遂と放火の疑いで逮捕・起訴される。その時、元社員はリゾート地としても有名な神奈川県葉山町で暮らしていた。

ヤバい事件である。

最大手証券会社で、金融界ナンバーワンの利益を上げたこともあるガリバーである。

高齢者がいくら自宅をピンポンされることを警戒していても、訪問者は「世界の野村」である。

「さすがに、大丈夫じゃね」と思ってしまう。

しかも、件(くだん)の社員は有名私大卒のモノホンの野村の社員で、富裕層の資産管理担当だった。5年ほど勤務経験があるから、中堅と言ってもいい。

その社員が計画的に大金を強奪し、葉山にトンズラした。

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