歯切れよく話す幡本さんの背筋はピンと伸びて若々しく、肌もつややか。これまで大きな病気はしたことがなく、「お医者様にかかるのは、怪我など外科的なことだけ」という。
そんな幡本さんが健康でいるために大事にしていることは、2つ。
自分の足で歩けることと、食べることだ。
「歩けることは一番大切。時間がかかっても歩けさえすれば、自分のことは自分でできるじゃないですか。私は自分の足でずっと歩きたいと思っています。それから食は命なり。生きていると人間の体は好不調いろいろあるけれど、きちんとした食生活をしていれば体の根本的な不調は少なくなると思います」
健康のために欠かさない「ルーティン」
実践している“健康ルーティン”は朝7時の起床時から始まる。ベッドの上で10分間、自己流のストレッチを欠かさない。
「まず仰向けに寝たまま、片足ずつ上下に10回くらい上げ下げします。次に上半身をできるだけ動かさないようにして、右足を左足に交差させて左側のマットにちょんとつけます。これを左右で最低でも10回ずつね。それから、えーとなんでしたっけ?」
体で覚えていることを口で説明するのは大変ね、と笑いながら、身振り手振りで教えてくれたのはこんな順番である。
2:足を交差させて、上にある足を反対側のマットにちょんとつける(10回以上)
3:片足ずつ膝を両手で抱えて胸のほうに引き寄せる
4:両膝を抱えてベッドから落ちないように、右に左にゴロンゴロン
5:両手と両足を天井にむかって伸ばしてブルブルと振る
6:足首を左右10回ずつ回す
7:横向きに寝て、上側の腕を下側の肩のほうに伸ばしてベッドのヘッドボードをつかむ。「腕や脇をぐーっと伸ばす」と気持ちいい
8:仰向けに寝たまま自転車こぎを50〜100回
たった10分間の自己流ストレッチだが、これをやるのとやらないのとでは、ベッドから下りたときの歩き出しの一歩から違うという。
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