この瞑想法は、茶道や武道の稽古のなかにも含まれていた技術と通じるものです。
マインドフルネス瞑想に取り組む多くの人々が、「座ってすぐに思考があふれ、集中できない」という悩みを抱えています。正式なマインドフルネスのトレーニングでは、このような状態は自然なプロセスの一部だと教えられます。
瞑想をしているうちに起こる感覚や思考を観察し、気づきを得て自分を見つめ直すことが目的とされているからです。
自律神経を整えるという観点からこの瞑想を説明すると、外に向く注意をカットすることで整う方法ということになります。
難しく考える必要はなく、ポイントは、ふだんは外のことばかり気にしている私たちの注意を、意識的に自分の内側に向けることだけです。
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興味深いことに、ただ注意を向ける矢印の方向を変えるだけで、体の機能が勝手に整い始めるのです。
「心が整う生活」を取り入れよう
神経科学や心理生理学から、意識的に注意を向ける方向を変えることが自律神経系の機能に影響を与え、ひいては全身の生理的状態を調整することが確認されています。
リラックスするためにスマホで動画やドラマを観る人が多いと思いますが、外側の情報に注意を向け続けることになるので、実際には頭がスッキリしないのはこのような理由です。
今回ご紹介した神社参拝、打ち水、マインドフルネス瞑想や、それにヒントを得たご自身のルーティンを生活に取り入れることで、自然と整う日々を過ごすことができるようになるはずです。
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