3年休職を認めた会社に感謝しても転職する理由 白血病からの復職後も続く仕事と育児の両立
「無事に次女の中学受験も終わったし、2024年は40代最後の年。自分のこれからのキャリアについて考える時間をもとう」と考え始めたのが4月ごろ。次の10年をどう過ごすべきか? 今のまま勤務を続けるのがいいのか? 別の環境に移るのがいいのか? 専門分野・職種を変えるべきか? いろいろな疑問が頭に浮かんだ。
そこで自分と向き合うため、2つのことを計画した。
視界や価値観をリセットする体験
1つがキャリアカウンセリングだ。転職ありきの相談ではなく、今後の10年20年自分がどういった人生を送りたいと考えているのか、一緒に考えてくれるようなカウンセラーを見つけ3回のセッションをもった。
40代、50代の女性へのカウンセリングの実績を豊富にもつカウンセラーとのディスカッションは非常に有意義で、3つのこと、①幼少期から今の自分の振り返り、②自分の強み・自分の大切にしていた考えの整理、③嫌だと感じていることの棚卸し、ができた。
この3つを通じて、目の前の霧が去って視界がクリアになり、あらためて自分の価値観や今後の生活に求めること、そのプライオリティを再認識した。キャリアカウンセラーと対話することで、自分ではなかなか言語化できなかった「自分の進みたい道」を自分の言葉で説明できるようになっていった。
次に計画・実行したのは、久しぶりのヨーロッパ旅行。長めの夏休みをとって、次女と2週間イギリスとスウェーデンを旅した。ロンドンとストックホルムでは25年超のつき合いとなるイギリス人・スウェーデン人の友人家族にお世話になった。
彼らと時間を過ごすことで、ライフスタイル・価値観の違いを目の当たりにし、さらにサステナビリティ精神が基礎にある日常とはどんなものであるかを感じることができた。この旅行を通じて、自分の日本での生活がノーマルでもパーフェクトではないことを実感した。
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