「クリスマスも正月も祝う」日本の不思議な価値観 神道、仏教、キリスト教と受け入れられた背景
仏教も、神道も、複数の神様を信仰しています。日本において仏教と神道、ともに信じる人が多かった理由の1つは、「(多神教であるため)仏教を信じるからと言って、神道を捨てることにはならなかったから」と考えられるのです。
それができたからこそ、仏教と神道は両方日本で受け入れられてきたわけです。
1つの神を信じるキリスト教
ところが、キリスト教を信じることは、複数の神様ではなく、1つの神様のみを信じなければならないことを意味します。つまり、神道や仏教は捨てなければならないということです。そのため、キリスト教は日本の宗教との融合は進まなかったと言われています。
しかし、逆に言えば、日本人は多様な宗教を受け入れてきたからからこそ、同時に「キリスト教も受け入れる」ということができたのではないかと言われています。
今、キリスト教のしきたりも日本人の文化として受け入れられているのは、こうした理由からなのではないかとされています。
いかがでしょうか? 年末年始のシーズンは、さまざまな宗教に触れることが多い時期です。こんな時期だからこそぜひ、改めて歴史を学んでみてもいいのではないでしょうか。
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