精神疲労で固まりがちな身体をケアする方法 胸椎や胸骨を柔らかく保つと自律神経が整う

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ここをチェック!

▶うまく脱力できると、背骨が沈む感覚が起こる

▶左右差があるときは、やりにくいほうを多めに行い、差を解消する

胸骨をふだんから柔らかく保つ

今回はもうひとつ、見逃されがちな胸骨を整える「胸骨握り解放」もご紹介します。

『最強の回復能力 プロが実践するリカバリースキルの高め方』 P.172-173より

胸骨とは胸の前側中央にある縦長の平らな骨のこと。ここに指で左右から圧を加え、解放することで固さを改善していきます。

最強の回復能力 プロが実践するリカバリースキルの高め方
『最強の回復能力 プロが実践するリカバリースキルの高め方』(かんき出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

自律神経や精神面に問題を抱えると胸骨が固まりやすく、呼吸が浅くなることにも関係しています。胸骨をふだんから柔らかく保つことで、このような影響を受けにくくする働きがあります。

ここをチェック!

▶握って圧迫したときに圧迫感などがある場合はいったん中止、ほかのリカバリートレーニングをひと通り終えてから再度行う

▶解放したときに胸が広がる感覚を追いかける

大きなプレッシャーがあり精神的疲労を感じやすい場面で、これらのリカバリートレーニングをぜひ取り入れてみてください。

中野 崇 スポーツトレーナー、理学療法士、JARTA international 代表取締役

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なかの たかし / Takashi Nakano

1980年生まれ。大阪教育大学教育学部障害児教育学科(バイオメカニクス研究室)卒業。2013年にJARTAを設立し、国内外のプロアスリートへの身体操作トレーニング指導およびスポーツトレーナーの育成に携わる。イタリアのトレーナー協会であるAPF(Accademia Preparatori Fisici)で日本人として初めてSOCIO ONORATO(名誉会員)となる。イタリアプロラグビーFiamme oroコーチを務める。また、東京2020パラリンピック競技大会ではブラインドサッカー日本代表フィジカルコーチとして選手を支えた。
 

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