「えぐい」「やばい」「すごい」に見る言葉の"世代交代" 全部ほぼ同じ意味だが"発展段階"が異なる!

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文化庁の2022年度の「国語に関する世論調査」によれば、全体の49.8%が使う言葉、49.2%が使わない言葉だとしており、拮抗していました。おそらく拙著が出版される時点では、使う派が過半数を占めているのではないでしょうか。

「やばい」から「えぐい」へ

➖➖姉妹でスマホを見ている。

長女:うわ、えっぐ……。

三女:本当だ。すごすぎ。

:何がえぐいんだ?

長女:お父さん、この動画見てよ。この選手さっきから2打席連続でホームラン打ってるの。しかも2打席目はバックスクリーン直撃の弾丸ホームラン。推定飛距離、130メートルだってさ。

:それはすごいな。それを「えぐい」って言うのか?

長女:うん、言うよ。

:ああ、「やばい」と同じでいい意味もあるんだな。お父さんは、「えぐい」っていうと悪いイメージが先行するんだが。

長女:そうだね。確かに単純なほめ言葉だけではないけどね。「えぐい」は私的には「やばい」の一段階上を行くと思ってるよ。

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