読む前から気が重い「文章による企画書」の弱点 しつこく説得されることへの「拒否反応」もある
若者のアイデアは素晴らしい。大人では考えつかない発想を持っていると実感したプロジェクトでした。
すべての仕事に「企画」がある
ところで、「企画とは何か」と聞かれると、多くの人の頭には、企画会議に出席して、企画書を手にプレゼンテーションを行う、そんなイメージが浮かぶのではないでしょうか。
しかし、企画は企画部門だけで行われる仕事ではありません。営業、経理、そして店頭の販売員からタクシーの運転手に至るまで、誰もが日々、企画を行っているのです。
「こうすれば、もっとスムーズになるんじゃないか」「こうすれば、もっとお客様の目を引くんじゃないか」。そんな、仕事をよりうまく運ぼうとする積極的な工夫、これらはすべて、企画につながるクリエイティブな行為なのです。
よく、もっと創造的な仕事がしたい、という声を聞きます。しかし、どんな仕事にも創造の余地はあり、実際に多くの人が新しいアイデアを実践しています。企画とは、クリエイティブな問題解決であり、あらゆる仕事は企画だといってもいいでしょう。
理解と伝達は、第三者とのコミュニケーションです。それに対して、企画においてコミュニケーションをはかる相手は、自分自身となります。 自分との対話のなかで、思考し、企画を練り上げていくのです。ここが企画が持つ最大の面白さであり、難しさといえるでしょう。
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