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中山美穂さんの近親者に突撃するマスコミの病理 過熱報道も迷惑系YouTuberも愚かな受け手がいる

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  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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中山さんは1970年生まれで、1985年に俳優デビューした。「ミポリン」の愛称でアイドルとしても活躍し、テレビCMにも多数起用。ミュージシャンの一面もあり、ロックバンド「WANDS(ワンズ)」とのコラボレーション楽曲「世界中の誰よりきっと」(1992年)などのヒット作を世に出した。

知名度が高い人物、かつ54歳という若さでの死去とあって、SNS上には衝撃が走った。Xでは中山さん関連の単語が相次いでトレンド入り。浴室で発見されたとの報道から連想して、「ヒートショックによる心筋梗塞ではないか」と、臆測から断定するような投稿も相次いだ。

なお11日現在、死因について「不慮の事故」より詳細な公式発表はない。

一部メディアによる「親族への取材」に批判の声

当然ながらマスメディア各社も、この訃報を大々的に伝えた。そうした報道の中で、一部メディアによる「親族への取材」が行われ、物議を醸している。なかでも批判を浴びているのは、妹の俳優・忍さんへの取材だ。

いずれも美穂さんの自宅前で行われたもので、12月6日夜には報道陣の前で、目を腫らしながら「遅くまでみなさん申し訳ございません。突然のことで、私も今、お話しできることが何もありませんので、改めまして、お話しさせていただくことができたらと思います」と発言。この光景は、6日夜から翌日にかけて、テレビ各社でも報じられた。

スポーツ各紙(ウェブ版)を見ると、翌7日には、美穂さんの自宅を訪れた忍さんが、葬儀準備を進めているとみられるとの報道が。そして8日には、無言の帰宅をした美穂さんを出迎えた忍さんを「3日連続で姿を見せた」と伝えている。

これらの報道を、家族を亡くした直後の親族への敬意がないと判断した人も多く、SNS上では「マスゴミ」と批判する声がでている。「迷惑系YouTuberと同じではないか」との反応も少なくなく、より遺族の心情に寄り添った報道姿勢を求める意見が見られる。

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