シリア、独裁政権崩壊でも直面する「特大リスク」 アメリカ、ロシア、イランとの関係はどうなる?

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この週末、イラン国民が他国の人と同様に唖然としたのは明らかだ。イランのアッバス・アラグチ外相は国営テレビに出演し、イランはあまりの出来事の速さに不意を突かれたと語った。「誰も信じられないことだ」。

イランは、イランの核能力構築への20年にわたる努力のどの時点よりも核兵器に近づいている。6日、国連の核監視機関である国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、イランは爆弾級に近いウランの生産を「劇的に加速」させたと語った。

イランは原爆4発分のウランを備蓄しているが、核弾頭に加工するには1年〜1年半かかるという。グロッシ事務局長の声明は、現在、さらに多くのウランを生産できるペースで動いていることを示唆している。

イラン指導者も焦りを募らせている

これは単なる駆け引きかもしれない。しかし、イランの指導者rがプレッシャーにさらされているのは明らかであり、アサド大統領のような長年の同盟国で隷属的な人物が倒れたことで、イランの指導者の中には、自分たちも同じ運命が待っているのではないかと心配する者も出てくるだろう。

その新たな不安が、穴から抜け出すための交渉につながるのか、それとも生き残るための究極の武器を手に入れることになるのか、それはこの先の多くの謎の1つである。

(執筆:David E. Sanger記者)

(C)2024 The New York Times

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