ドコモで多発する通信障害 スマートフォン急増の落とし穴

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だが、スマホは使用していないときも、常時ネットに接続している。そのため、障害が起きると、すべてのスマホが一斉にサーバーに接続し、大きな負荷がかかる。今回のように障害が大規模化する背景には、こうした要因があるという。澤田サービスプラットフォーム部長は、「サーバーの処理能力を増強することで対応していく」と話す。

予想されていたトラブル

調査会社からはつねに高い評価を得ている、ドコモの通信品質。トラブル多発は意外にも思える。だが、システムを構築したNECからは、「やはり」との声が漏れる。

「昨春、すでに想定の数十倍のユーザーを登録していた。設備のキャパシティを超えており、絶対に不具合が起きると思っていた」(spモードの開発に携わった関係者)。

2010年からサービスが開始されたspモードだが、その基盤となるシステムははるか昔、05年に作られたパソコン用のデータシステムだ。当初の想定利用者数はわずか50万人以下。そのシステムに増強に増強を重ね、現在は1200万~1500万人に対応できるようにしている。

だが、前出のNEC関係者は「場当たり的な対応で、限界がある」と指摘。長年、ドコモでネットワーク基盤の構築に携わった工学院大学の大塚裕幸教授も、「サーバーの構成自体を根本的に見直さなければ、今後の加入者増に耐えられないのでは」と疑問を呈する。

 

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