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ライフ #病気の“事件簿”

「まるで陣痛のよう」40代女性を襲った腹痛の正体 20代から婦人科系の病に悩まされていたという

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ただし、卵巣はねじれたり戻ったりを繰り返すので、壊死に至るケースは実際には少ない。

「画像検査で壊死が認められなければ、痛みを止める処置を行ってひとまずは終了」だそうだ。そして翌日以降、婦人科での手術が行われる。かおりさんはこのケースだった可能性が高い。

定期的な検査が重要な理由

菊池医師によれば、緊急手術だった場合、手術の難易度は上がる。

「緊急手術は予定手術と違い、患者さんの胃に食べ物が入っていることもある。その場合、窒息などのリスクが高まるので、それらの対策などを含めた術中管理が必要となるためです」(菊池医師)

したがって緊急手術にならないよう、チョコレート嚢胞があると診断されたら、定期検診で病状をしっかり理解しておくことが大事だという。

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かおりさんのように突然、痛みが起こることもあるが、自身の病気についてわかっていれば、救急車を呼び、通院先の病院に搬送を依頼するなど、適切な処置を取ることができる。

チョコレート嚢胞の手術では、嚢胞だけを摘出して、卵巣を残すのが一般的。ただし、チョコレート嚢胞のなかにはがん化(卵巣がん)のリスクをともなうものもあり、危惧される場合(1%以下)は卵巣ごと摘出する手術になる。

疑問点などを主治医に聞いたうえで、最良の治療を選択してほしい。

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