「でも、配偶者が納得しないまま、子どもたちを連れて遠くに引っ越し、そのまま戻って来ないという態度はどうなんでしょうか。夫の私が同じことをやったら訴えられますよ。しかも、元妻の親が雇ったらしい先方の弁護士はあることないこと言い立てて私から金をむしり取ろうとしました」
祥子さんとその親への怒りがまだ残っている様子の浩二さん。3年間にわたる協議の末に離婚が成立したのが2023年2月だから記憶が新しいのだろう。養育費を払っているが、娘たちには1年以上会えていない。
「前の妻からたまに写真が送られてきます」
自社の採用面接に応募してきた由里さん
モノで寂しさを埋めていたという浩二さんだが、2022年末には現在の妻である由里さんと出会っている。婚活ではなく、自社の採用面接に由里さんが応募してきたのだ。
息子をベビーカーに寝かせてインタビュー取材に同席してくれた由里さんは、女優の綾瀬はるか似の美人である。社員として採用はしなかったが、交際に発展したというのだから、浩二さんに下心があったのではないかと勘繰りたくなる。しかし、実際には由里さんのほうから積極的にアプローチしたらしい。今度は由里さんの話を聞いてみよう。
愛知県出身の由里さんは学生時代に海外で過ごした経験もあり、「広い世界に出たい」と大学卒業後に上京して就職。しかし、中小企業を経営していた父親がガンで倒れてしまい、長女の由里さんは24時間体制で看病する母親をサポートするために実家に戻った。
「半年後に父が他界し、もう1度東京に出てきました。恋人が東京へ転勤になったのも理由の1つです」
2カ月ほど一緒に暮らしたが、人生観が合わないことがわかって同棲解消。海外との取引やウェブマーケティングに興味があって浩二さんの会社に応募し、落とされた。浩二さんはこのように弁解する。
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