有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #働く障害者の今 ~「法定雇用率」引き上げの理想と現実~

障害者「農園就労」大手エスプールが批判に答えた 「雇用率を金で売る代行ビジネス」との非難も

6分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

――とは言っても、農園での就労は障害者のキャリアアップにならないのでは?

障害の程度によって能力開発のフェーズは全然違う。コミュニケーションを上手に取れなかった人があいさつする。引きこもってゲームばかりしていた人が毎日出勤する。農作業を通して見られる、こうした変化もすごい「キャリアアップ」ではないか。

そのまま農家に転身したり、企業側に誘われて本社勤務になったりする例もある。ただ、知的障害者の中には、安定して農園で働き続けたいという人も多い。健常者の誰もが管理職への昇進を望むわけではないのと同様に、障害者雇用でも当事者の意思を踏まえてキャリアを論じるべきだ。

「丸投げしたい」企業とは契約しない

――農園の利用企業は「雇用率を金で買っている」とも指摘されます。

お金は払うので障害者雇用を丸投げしたい、という話が来ないわけではない。ただ、当社はそういう相手とはいっさい契約しない。創業時からのポリシーだ。まだ赤字だったころ、喉から手が出るほど受注が欲しくても、これだけは貫いてきた。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数