オーケーの「大阪進出」に私が抱いた"一抹の不安" 安売り推しで通用するほど、関西人は甘くない?
11月26日、大手ディスカウントスーパー「オーケー」が悲願ともいえる関西出店を果たした。初出店の場所は、東大阪市の高井田駅や、高井田中央駅の近く。
地下1階・地上5階建ての建物のうち、オーケーは地下1階のフロアに2500㎡ほどの売場面積を構える。1階には100円ショップのダイソーが入居し、2~4階は巨大な駐車場。自動車での来店にもばっちりだ。
報道によると、開店前には約300人ほどの人が列を成して開店を今か今かと待っていたそうで、その期待の高さがうかがえる。あまりの行列に、9時オープンのところを、15分早めた8時45分に開店。関西初出店は上々だったようだ。
しかし、今回のオーケー関西進出劇は、スーパーとして異例ともいえるほど注目度が高く、報道の量も多い。なぜ、こうもオーケーの関西進出が取り沙汰されるのか。そこには、進出劇をドラマティックにする3つの要因があった。オーケーの歴史を振り返りつつ、解説したい。
そもそもオーケーとは、どんなスーパー?
1つ目は、オーケーの期待度の高さである。同店は、2024年度JCSI顧客満足度調査においてスーパーマーケット部門で顧客満足度1位を獲得している。これは14年連続で、その満足度の高さはメディアでも度々報じられるところであった。
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