彼の父親としての優しさは、責任が伴っていないので、真実の愛ではありません。隣の家のかわいいペットをかわいがるのと、たいして差はなかったものと考えるべきです。子供には説明がつくことですので、貴女が罪悪感を感じる必要はありません。
祖父母の愛も、もしもそれが本物なら、息子のひどい背徳で離婚するのですから、その後も物心両面で援助してくださる可能性もあります。まずは頼ってみることです。そんな人を、私は何人も知っています。これは打算ではなかったのですが、離婚したあとも息子の前妻の出方が良く、孫も懐き続けた資産家がいました。結果家業は、その後妻の子でなく前妻の子が継ぎました。
これはよくある話です。夫婦が離婚しても、子供まで絶縁させる必要はありません。子供を愛し見守ってくれる人は、多いほどいいのですから。ですから目下の平田様の心配ごとを、自立して子供を育てられるかの、一点に絞るべきです。
離婚は、新人生を歩むチャンスの到来
離婚を考えるだけで、不安になるのは当然です。しかし離婚しか選択の余地がない人は、待ったなしで働かなくてはならず、不安で悩む期間は短いです。その人たちから見れば、悩める人は、まだ恵まれた環境です。
しかしいずれの人も離婚後の生活にそれなりのリズムができると、あの悩みは何だったのかと言うほど、離婚を正解にしている人を、たくさん知っています。それは離婚後に、物質生活の質が落ちた人も、同じです。
最悪なのは離婚後の自立に自信が持てず、夫の背信に耐え、喧嘩したり愚痴を言ったりしながら、「救いがたい背信者の人生の道連れ」になって、自分の人生を棒に振ることです。助けて貰える助けは全部受けて、新生活に向けて、ご自分の人生の第一歩を踏み出してください。
もっとも、伴侶の一度や二度の過ちを許せず騒ぎ立て、騒ぎ立てて離婚に至る人もいますが、私はそれには組みしません。
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