浮気性の夫に隠し子発覚､どうすればいい？ 離婚後の子供との関係維持を最優先しよう

由紀子様、平田氏はただの浮気性でなく隠し子（子供自身には何の罪もありませんが）まで作り、おカネにルーズでウソつきとくれば、救いようがない人間の典型ですね。由紀子様が、彼は元来は優しい人だと引きずらず、離婚を決意されたのは賢明でした。

普通、まじめな結婚をして不本意にも離婚に至った人は、次の結婚を、とても慎重に、かつ大事にします。離婚に至るまでの物心両面のトラブル解決のための苦痛と、離婚後の寂しさを思い出すだけで、二度と離婚は経験したくないと思うそうです。特に男性に多く、前妻より我慢できない再婚相手の欠点も、あの寂しさを思い出せば我慢できるという人を、何人も知っています。

救いようがない夫とは離婚すべし

それに比べると平田氏は、再婚早々から浮気が治らなかったそうですから、最初の離婚から何も学ばなかったことになります。というより彼の結婚観そのものに、問題があります。

普通は、「自分が悪かった、家庭を大事にしたい」と妻に謝るケースですが、平田氏はどのように言っておられるのですか？ 否、救いようのないウソつきなのですから、彼の意向も弁解も、聞く値打ちもありませんね。私の経験では、彼の悪癖は病に近いもので、治りません。離婚を決意されたのは賢明でした。

30代で、妻子がいるのに浮気性でウソつきというのは「重病」で、治らない格率の方が大です。平田氏とそっくりな人を思い出しながら、お答えしています。村中竜吉さんという人ですが、子供二人をとてもかわいがり、夫人にもとても優しく、いつもユーモアたっぷりで、人気者です。見目形も気風もよく、「女癖が悪いのを除けば、他に捨てるところがない」と、竜吉夫人に言わしめるほどでした。ウソつきという重大な欠点もありましたが。

この二人は、結婚できなければ心中すると、両親を泣いて脅してデキ婚したのですが、まもなく女性遍歴が始まり、婚外子まで作りました。竜吉さん本人も親も、「何しろモテて、女が寄ってくるから仕方がない」とうそぶいたのには、あきれました。これが通るなら石原裕次郎さんやキムタクさんは、10人や20人の「妻子」が許されることになります。