介護現場でスタッフを「イラっとさせる一言」 正しさを相手に理解してもらおうとしてないか

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さらに、「これから嫌なことを言うよ」という警告にも聞こえます。

威圧感もあるため、相手は身構えてしまうかもしれません。

すると、真意が伝わりにくくなったり、言い方によっては、馬鹿にしたり、見下したような嫌味としてとらえられます。

「言いたくないなら言うな」という反発も生まれることでしょう。

言葉遣いに少しの気遣いを盛り込むと、印象が変わる

何かを提案したいときは、素直に受け入れやすいよう、現状を否定せずに「こうするともっといいよ」「さらによくなるよ」というニュアンスで伝えることが大切です。

相手のやり方や考え方を尊重する姿勢も大切です。

一方的な投げかけではなく、相手の考えを確認する問いかけをしましょう。

お互いの考えがわかると、さらによいアイデアが見つかるかもしれません。

いかがでしょうか。

言葉遣いにちょっとした気遣いを盛り込むことで、あなたへの印象はガラッと変わるはずです。

そうしてスタッフ同士の関係性がよくなると、介護の仕事がもっと楽しくなるでしょう。

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大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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