返信、締切り忘れに「失念していた」が反感買う訳 「バタバタしていて」「忙しくて」も職場では禁句

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我慢しない、侮らせないビジネスパーソンの処世術 戦略としてのずるいマナー
不測の事態に相手に誠意を伝え、あなたの評価を極力落とさない方法をお届けします(写真:Fast&Slow/PIXTA)
待ち合わせに遅刻しそう。メールの返信を忘れていた。ビジネスで起こる「ヒヤリ」な場面。相手の信頼を失ってしまうのではないかと焦りますね。相手に誠意を伝え、あなたの評価を極力落とさない方法を、『我慢しない、侮らせないビジネスパーソンの処世術 戦略としてのずるいマナー』から一部抜粋・再構成のうえお届けします。

遅刻の連絡は「確定前」。相手に会ったら謝罪のみ

他社での打ち合わせや外で待ち合わせをするとき、不測の事態にも対応できるよう約束の時間に余裕を持って向かうことは基本のマナー。しかし、ときには電車の遅延など、不可抗力によって遅刻してしまうこともあります。

やむを得ず遅れてしまう場合、押さえるべきポイントは2つです。1つめは、間に合わない可能性が出てきた時点ですぐにお知らせすること。

遅れることが決定的になったタイミングではなく、遅れる「かもしれない」段階で第一報を入れます。ここでは「車両事故のため」など簡単に理由を添えておきます。また、相手にとっては何分遅れるのかも気になるところ。予測の範囲で伝えておきましょう。

2つめのポイントは、現地に到着したときの言葉の選び方です。理由は告げず、「大変お待たせしてしまいまして申し訳ありません」と誠心誠意、謝罪の言葉を述べるに留めましょう。遅れた理由は到着前に伝えているので、基本的には不要。もちろん尋ねられた際にはお答えしてかまいません。

遅刻してしまった身としては、第一声で遅れた理由や、それが不可抗力であることを伝えたいところですが、ここはあえて告げないのが「ずるさ」です。

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