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「ネットで情報追う人」に伝えたい"新聞のススメ" SNS全盛期だからこそ紙の新聞の重要性高まる

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柔らかい話題は少なめなので「これだけでOK」とはいかないけれど、「これくらいは知っておかないと」をかなり押さえられます。

そしてネット全盛だからこそ、もう1つのポイントの差別化においても、紙の新聞は優位性を持っています。なぜなら「もう、ほとんど読まれていないから」です。特に若い人たちは、新聞を読むだけで、同世代の中で少数派になれる=差別化ができる時代になっています。

総務省の調査によると、2023年時点で「最も利用しているテキスト系ニュースサービス」に占める「紙の新聞」の割合はわずか15%。2014年にはシェアが48.5%あったことを考えると、この10年ほどで一気に新聞離れが進みました。

ちなみにいちばん利用されているのは「ポータルサイトによるニュース配信」の51%です(出所:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査)。

若い世代では「紙の新聞」の存在感はさらに小さくなります。10代の利用はわずか7.9%。20代は10.1%、30代は18.7%、40代ですら30%にとどまります。50代でも5割を切り、60代で6割とようやく「新聞を読む人」が多数派になります。

つまり今、「最低これくらいは」という情報を網羅したメディアの利用者がどんどん減っているわけです。

裏返せば、特に若い人たちは「紙の新聞を読むだけで同世代の中で情報強者に楽勝でなれる」という状況が生まれています。そして、新聞を読むなら、ネット版ではなく「紙の新聞」一択なのです。

紙の新聞は消えゆくメディア?

これだけ新聞を推している私ですが、お恥ずかしいことに長年、「紙の新聞」を過小評価していました。記者としてもネット(日経電子版)向けに書くことを優先し、「紙の新聞は消えゆく『昭和』のメディア」と決めつけていました。

見方が変わったのは日経を退職した後でした。現役記者時代は1日数時間をメディアチェックやリポートの読み込みに費やしていましたが、退職後はそこまで時間を割けなくなりました。

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