コンプライアンスの視点からメンタルヘルスを考えよう--ソフィアカウンセリング・清水智子代表に聞く

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--例えば、大震災を経験したような人でメンタルが不調になった人を経験しなかったカウンセラーの方が担当して、カウンセリングは有効性を持ちえるものですか。これも素人からの失礼な質問ですが、是非、教えてください

まったく同じ経験は誰もできないものです。似たような経験があれば、よいカウンセラーかといえば、必ずしもそうは言えないこともあります。

話や悩みを聞いて理解する、「共感能力」こそが大切です。被災によって病に陥った方も話すことで気持ちが楽になって、考え方が整理されたり、それによって不眠が軽減されたりする効果もあると思います。こんなにも酷い大変な経験をした自分をしっかり受け止めてもらえたと感じることにより安心感を得ることができたなら、自己肯定感を取り戻すことができるかもしれません。

また、被災者によってはPTSD(心的外傷後ストレス障害)といった診断を受ける方も少なからずおられると思われますが、傾聴カウンセリングだけでは効果を得にくいケースであっても、トラウマ処理を可能にする心理技法などで対応することもできますから、多くの場合、カウンセリングは有効であると考えます。

生き方を変えてメンタル不調を克服

--企業で働いている人で、メンタルな病に陥るケースは、どのような事から起こるのでしょうか?

人それぞれですが、たとえば、打たれ強い人、打たれ弱い人がいますね。それは持って生まれた先天的な素因をベースに、後天的なもの、つまり父母、兄弟姉妹、お爺さん、お婆さんなど家庭環境のなかで人格形成された結果といえます。つまり素因と環境の組み合わさったもの、生まれ育った環境のなかで人格や性格はでき上がっていきます。

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