AIブームで急成長の「ディスコ」とはどんな会社か 平均年収1500万!半導体製造装置で世界トップシェア
AI向け半導体が活況を呈するなかで注目されているのが、半導体を製造・加工する企業です。その一つであるディスコは、半導体を「切る」「削る」「磨く」工程でオンリーワンの技術力を有し、世界でもトップシェアを誇ります。圧倒的な付加価値によって、同社はどのぐらい稼いでいるのか?決算書を読むと、驚異の利益率がみえてきました。 佐伯良隆『100分でわかる!決算書「分析」超入門 2025』より一部抜粋・編集してお届けします。
驚異的な付加価値で平均年収1500万円!
ディスコは、1937年に広島県呉市で、工業用砥石の製造・販売を行う「第一製砥所」として創業しました。現在は、精密機器を加工する装置の開発・販売を行い、特に半導体製造装置で世界トップシェアを獲得。国内の精密機器メーカーと比較すると、売上規模は大きくないものの、営業利益、営業利益率、時価総額の高さはトップ3に入ります(→下表)。
直近の業績をみると、生成AIブームによる半導体需要の急増などにより、売上は5年間で2.2倍に拡大。当期は、前期比8.2%増の3076億円で過去最高を達成しました。
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