いかがでしょうか?英語の文章はミュージカルのように、流れがわかりやすい場合が多い、という話でしたね。
東大の要約問題は、この「序論・本論・結論という英文の流れ」をちゃんと理解できている人なのかどうかを問う問題です。
「第1段落は、要するにこういうことが言いたいんだな」「第1段落でこういう話をしているから、第2段落はこういう展開になったわけだな」というような、英文の流れがつかめる人であれば、10分以内にパパっと要約することができます。
そして要約の問題に慣れると、英語のリズムに気付くことができるようになります。例えば、英語の文章では、最初の段落で「always」「Most of us」「tend to」といった、「私たちはいつもこうしがちだ」「こう考える人は多い」というようなフレーズがよく出てきます。
そして第2段落では「しかし、実はそれは違うんじゃないか」と新しい問題提起をして、第3段落以降でその話をつなげていく、といったパターンが多いです。
どんな英文でも応用可能
東大の要約問題も大体このような流れの英文が多く、きちんと対策している人であれば「ああ、またこの流れね」「ってことは、第2段落はこんな話になるよね」ということに気づけるようになります。
この流れはどんな英文でも応用可能です。東大の要約問題に慣れていると、「あれ、この英文の流れ、勉強したことがあるぞ」とわかるようになるのです。
東大の入試問題はもちろん難しいです。ですが、難しいだけではなくて、実はすごく「勉強になる」ものでもあったりします。英語のレベルアップを目指すときに、非常に有効活用できる教材でもあるわけです。みなさんもぜひ、参考にしてみてください。
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