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三越と松屋、銀座店改装に見る「紳士服の今」 日本一の商業地で百貨店が出した答え

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松屋の「レザークラフトマン」では職人が革小物の製作を実演(撮影:今井康一)

牽引役として期待されているのが松屋オリジナルブランドである「アトリエメイド」だ。同社のカリスマバイヤーである宮崎俊一氏が、英国、日本、イタリアなどから1960年~1980年頃に作られた年代物の高級ヴィンテージ生地を調達。こうした生地は後継者不足などの理由で閉店を余儀なくされた街のテーラーが大切に保管していたもので、宮崎氏のネットワークと交渉力を駆使して買い取った。

「現在の生地は高速織機で効率的に作られているが、ヴィンテージ生地は手間をかけて作られており、耐久性と風合いが違う」と宮崎氏。当時からの物価上昇分を換算すると現在では数十万円程度の価値に跳ね上がるものもある。しかし、1点1点を直接買い付けることで調達コストを削減。こうした生地を長崎の契約工場で仕立てたうえで、7万5000円から13万円程度の価格帯に抑えることが可能になったという。

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