「働く外国人」職場でモヤッとした時の付き合い方 舌打ちするベトナム人を叱ってはいけない理由

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外国人住民と共生していくうえで、大切な姿勢が2つあります。多少の間違いは大目に見ること、そして教えてあげる姿勢を持つことです。

自分が「Aをするべきだ」と思う場面で、相手に違う行動をされるとイラッとするものです。でも相手がAをまったく知らないのであれば、仕方ないと思いませんか? 確信犯なのか無知なのか、その違いは大きいです。

相手は日本生活の「初心者」

今日も異文化の壁と闘ってます: 違いを乗り越えて仲間になる! 外国人材マネジメントのツボとコツ (単行本)
『今日も異文化の壁と闘ってます: 違いを乗り越えて仲間になる! 外国人材マネジメントのツボとコツ』(三笠書房)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

たとえば、職場に新入社員が入ってきたとします。その新人は電話の応対はまともにできないし、敬語も間違えまくりです。そのとき、いきなりその新人をきつく叱責するでしょうか?

おそらくそんなことはないですよね。たいていの人は、「社会人生活の初心者だからしようがない」と、大目に見るのではないでしょうか。

外国人住民と接するときも、同じマインドを持つべきです。

多くの外国人は、日本の慣習を完全に理解してから来日しているわけではありません。いわば日本生活の初心者です。最初のうちはどうしても、ルールを逸脱する行動をとってしまうこともあるでしょう。

だからあまり目くじらを立てず、そのつどていねいに教えてあげてください。外国人住民は郷に従う気マンマンですから、あなたの指導に素直に耳を傾けるはずです。

千葉 祐大 人材コンサルタント/一般社団法人キャリアマネジメント研究所 代表理事

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ちば ゆうだい / Yudai Chiba

1970年生まれ。花王株式会社を経て、2006年に外国人材関連のコンサルタントとして独立。異文化対応に悩む経営者やビジネスパーソンに、外国人材のマネジメントを指導する研修コンサルティング業務を始める。現在はこの分野における第一人者の地歩を確立。全国にクライアントを抱え、企業研修、セミナー講師としても年間80回以上登壇している。最新刊に、『今日も異文化の壁と闘ってます 違いを越えて仲間になる!外国人材マネジメントのツボとコツ』(三笠書房、2024年11月発売)

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